みなさんはどうやって面接の練習をしていますか?話す内容はどうやって考えていますか?先生に見てもらっていますか?話す内容は紙に書き出していますか?それとも頭の中でなんとなく考えているだけでしょうか?今回は面接のテクニックを見てみましょう。
面接官が面接で知りたいこと
面接官が知りたことは大きく分けると2つです。
あなたがどういう人なのか
なぜうちの会社で働きたいのか
この2つは自己分析や企業研究をとおして、しっかりと準備する必要があります。この2つさえしっかりと準備できていれば、面接対策はほとんどできているといえます。
特に2つ目のなぜその会社で働きたいかについては、面接の前にしっかりと調べて、よく考えてください。「志望動機は、先輩が働いていて、働きやすいと言っていたからです」とこたえてしまう人もいますが、それでは仕事を頑張りたいというよりも、楽な環境で働きたいというふうに見えてしまい、面接官は納得しません。まして、「どこでもいいから働きたいです」という理由では、ほとんどの会社において評価されないでしょう。そのため、「なぜその会社に興味を持ったのか」、「自分はその会社で何をしたいのか」、「自分が学んできたことや経験からその会社で活かせそうなことはあるか」などを調べながら、あなたの言葉で説明できるように準備しましょう。
面接で話す時は
わかりやすく話すことを意識しましょう。周りの日本人の学生と同じように難しい言葉を使う必要はありません。わかりやすく、簡単に「結論→具体例」で話しましょう。話すときに、難しい日本語をたくさん使ってしまうと、発音のリズムがおかしくなったり、文法を間違いやすくなってしまいますので、今のあなたが使える言葉で話してみてください。また、一つの文章は短いほうが面接官もわかりやすいです。
面接官にイメージさせられるかどうか
面接では、結論を話したあとに、なぜその結論にいたったのかについて具体例を話しますが、この時に気をつけてほしいことが2つあります。いかに具体例がわかりやすいかということ、そして、面接官がイメージしやすい内容になっているかということです。
留学生の皆さんは、よく「頑張ったエピソード」を聞かれると「日本語の勉強です」と答えますが、これは、あまりおすすめできません。なぜなら、ほとんどの面接官は、日本人で、日本語を外国語として勉強したことが無いからです。「頑張って日本語能力試験N1に合格しました」と言われても、N1の問題を見たこともない人がほとんどで、その凄さは伝わりづらく、あまりアピールにならないでしょう。
それよりも、日本におけるアルバイトや部活、サークル活動、母国での仕事の経験などをアピールしましょう。面接官が経験したことのある話題のほうがイメージさせやすく、あなたの大変さや工夫したことが伝わります。
面接の練習方法
声に出して練習をしてみましょう。面接の練習相手は、学校の友達よりも先生や、キャリアセンターの職員にお願いしたほうが、アドバイスをもらえると思います。初めは緊張してしまうと思いますが、自信がもてるようになるまで、何度も練習をしましょう。