日本の就活で必要になってくる「自己分析」とは?

【就活における「自己分析」とはなにか?】

自己分析とは、就職活動をするうえで様々な解釈がありますが、「過去の経験から、今の自分を形成している価値観、強み・弱み、思考を理解すること。またそこから将来のなりたい像を明確にすること」と言われており、日本の就活において多くの人が「まず一番最初に始めること」と認識していることが多いです。

そもそも就活の最終的な目的は「志望企業から内定を獲得すること」ですが、志望企業をどうやって選んだらいいのか、条件だけで選んで間違いはないのか?という疑問がわいてきます。そんな時に、そもそもの「志望する企業を選択し間違えないため」にも自己分析は役立ちます。自己分析を行うことで、自分の強み・弱みや価値観・思考が分かります。それらがわかることで、まず「企業選びの軸」が明確になり、自分に合っている企業や職種を選ぶことが出来るようになります。さらにそこで志望する企業を選んでからも面接で、自分の価値観や性格、強み、弱みといった自分の特徴を言語化することで自分のことを全く知らない人、つまり採用担当者にも「自分はこんな人間です。」とわかりやすく伝えることができるようになります。

【どうやって「自己分析」をすればいいのか?】

自己分析のやり方は様々ですが、今回はその一例をご紹介します。

<例1:ベン図方式>

 1. 紙とペンを用意する

 2. 3つの円で重なるベン図を描く

まず紙いっぱいに、以下のようなベン図を描く必要があります。ベン図とは、円を重なり合わせて作る図のことです。

それぞれの円には、自分が「好きなこと」「得意なこと」「需要があること」と記していきましょう。

 3. それぞれのベン図に、当てはまる「自分の特性」を書いていく

図ができたら、それぞれの円に当てはまる自分の特徴を書いていきましょう。

一見難しく思える「需要があること」は、シンプルに考えてください。例えば、「お金を稼げるスキル」は需要の有無がわかりやすいですが、それほど難 しく考える必要はありません。自分が誰かに何度かお願いされたことや、「○○さんは得意そうだからお願いしたい」と過去に言われたことを考えて、まず は書き出してみてください。

ここで大切なのは、自分を人と比べないことです。どんな長所にも、上には上がいます。自己分析の目的は、あくまで自分の中にある特徴を見つけることです。「自分の中で得意なこと」で構いません。

4. 3つの軸が重なる特徴をピックアップ

ベン図が埋まったら、円が3つとも重なり合う部分に書いた特徴をピックアップしましょう。この過去のエピソードから考えた「好きなこと」「得意なこと」「需要があること」の全てに合致する部分が「就活の自己紹介で使える、自分の強み」と言えます。

「複雑な物事も自分の中で理解し、整理することでわかりやすく伝える強みがありそう」など、長所の候補をあぶり出すことができそうです。

このように「この特徴がある人は、どんな人材といえるか」と想像を膨らませる必要があり、あなたの強みを言葉にして説明できるようになります。

<例2:自分史を作成する

文字通り自分の歴史について書き出していく作業です。

特に、昔のことについて書いたことは、非常に印象に強く残っている経験が多いと考えられますので、「人生で最も頑張ったこと」「嬉しかったこと」「辛かったこと」などが当たると思います。このように過去の自分の大きな経験を書き連ねていくことで自身のスペックを客観視できることはもちろん、自身のどのような想い(動機、モチベーション)がそこに隠れていたのか内省することもできるでしょう。

<例3:他己分析を用いる>

自分一人で自己分析を行っているとどうしても主観的な分析結果となり、バイアスがかかりやすい可能性があります。それを防ぐために行うのが他己分析です。他己分析とは、周囲の人(友達や両親)に自分についての質問をし、性格や価値観、印象について評価してもらう分析方法です。

他己分析を行う場合、知りたいこと・目的に合わせて聞く相手を変える必要があります。例えば、自分の趣味嗜好・性格や価値観など自分自身について知りたい時は、自分のことをよく知っている両親や付き合いの長い友達に聞きましょう。

また、自分の第一印象や伝えたいことがきちんと伝わっているのかを確かめたい時は、あまり距離が近くなく、客観的に見てもらえるOB・OGなどにお願いするのが良いでしょう。自分一人では得られなかった客観的な情報を手に入れることができますし、「周囲の人からどんな人といわれるか」といった質問にも対応することができます。

 

【自己分析が簡単にできるツール】

エニアグラム

ストレングスファインダー

(書籍の購入が必要です。)

SKIT 能力診断

 

自己分析の完成は「自分とはどういった人間なのか」ということを「言語化」するところにあるといわれています。

自己分析は面接本番だけでなく、これから働くうえで「自分はどういった強みがあるのか」、「自分はどんな人間なのか」、そしてそれらを踏まえたうえで「どんな生き方をしたくてそれに合った働き方ができる会社はどこなのか?」ということを知るきっかけにもなります。これからの人生の多くの時間を占める「仕事」に就く前に、自分がどういった人間なのかを知っておくことでこれらかの人生がとても豊かになると思われますので、就職活動を進めていく準備として確実にやっておいた方がいいでしょう。

 

出典:https://unistyleinc.com/techniques/954
https://www.onecareer.jp/articles/64