【速習！決める就活！】在留資格申請のポイント

日本にほんで働はたらくためには在留資格ざいりゅうしかくが必要ひつようです。せっかく仕事しごとが決きまっても、「ちゃんと在留資格ざいりゅうしかくが許可きょかされるかな？」と心配しんぱいな人ひともいるでしょう。

在留資格ざいりゅうしかくを申請しんせいする前まえに必かならず確認かくにんすべきポイントを見みていきましょう。大おおきく３つのポイントがあります。

１. 正ただしい在留資格ざいりゅうしかくを申請しんせいしていますか？

日本にほんの在留資格ざいりゅうしかくには３０以上いじょうの種類しゅるいがあります。そして、それぞれの在留資格ざいりゅうしかくには、「できる活動内容かつどうないよう」が決きまっています。この「できる活動内容かつどうないよう」とこれからみなさんが就職先しゅうしょくさきで行おこなう仕事内容しごとないようが一致いっちしていないと、在留資格ざいりゅうしかくの許可きょかは与あたえられません。

例たとえば、現在げんざい多おおくの留学生りゅうがくせいが卒業後そつぎょうごに申請しんせいをしている「技術ぎじゅつ・人文知識じんぶんちしき・国際業務こくさいぎょうむ」の在留資格ざいりゅうしかくでは、普通ふつうの日本人にほんじんが簡単かんたんにはできない仕事しごとを行おこなうためのものです。該当がいとうするものとしては、「機械きかいを扱あつかう技術者ぎじゅつしゃ、通訳・翻訳者つうやく・ほんやくしゃ、デザイナー、ウェブプログラマ」などです。これらの仕事は、その辺へんを歩あるいている日本人にほんじんにお願ねがいしても、できない場合ばあいがほとんどでしょう。一方いっぽう、ホテルの清掃せいそうや、レストランのウェイター、警備員けいびいんなどの仕事しごとでは「技術ぎじゅつ・人文知識じんぶんちしき・国際業務こくさいぎょうむ」は認みとめられません。なぜなら、これらの仕事は、その辺へんを歩あるいている日本人にほんじんにお願ねがいしたら、多おおくの場合ばあいできるからです。「技術ぎじゅつ・人文知識じんぶんちしき・国際業務こくさいぎょうむ」は、皆みなさんの高たかい専門性せんもんせいや特別とくべつな経験けいけん・感性かんせいを日本にほんの企業きぎょうや組織そしきで活いかしてもらうことが目的もくてきの在留資格ざいりゅうしかくなので、その辺へんの日本人にほんじんにもできる仕事しごとは対象外たいしょうがいなのです。

あなたの仕事しごとにあった正ただしい在留資格ざいりゅうしかくを申請しんせいするようにしましょう。なお、飲食店いんしょくてんのウェイターやホテルの清掃せいそうをやるのであれば、特定技能とくていぎのうという新あたらしい在留資格ざいりゅうしかくを申請しんせいしましょう。

２. 定さだめられた条件じょうけんを満みたし、書類しょるいの提出ていしゅつができますか？

在留資格ざいりゅうしかくが許可きょかされるには、日本にほんの法務省ほうむしょが定さだめた「上陸基準省令じょうりくきじゅんしょうれい」に適合てきごうしていないといけません。上陸許可基準じょうりくきょかきじゅんに当あてはまっていることを「基準適合性きじゅんてきごうせい」といいます。上陸許可基準省令じょうりくきょかきじゅんしょうれいは、在留資格ざいりゅうしかくごとに違ちがいます。

いくつか具体例ぐたいれいを言いうと、大学だいがくを卒業そつぎょうしているかとか、調理師ちょうりしの経験けいけんが10年以上ねんいじょうあるかなどです。これらは、自己申告じこしんこくではなく「立証書類りっしょうしょるい」で証明しょうめいする必要ひつようがあります。立証書類りっしょうしょるいとは、在留資格ざいりゅうしかくを申請しんせいするときに申請書しんせいしょと一緒いっしょに提出ていしゅつする説明書類せつめいしょるいです。会社かいしゃが作つくった「労働条件ろうどうじょうけんを明示めいじする文書ぶんしょ」や大学だいがくや専門学校せんもんがっこうの卒業証明書そつぎょうしょうめいしょなどです。法務省ほうむしょうのホームページを見みて、未提出みていしゅつの書類しょるいがないよう気きをつけて準備じゅんびしましょう。なお、法務省ほうむしょうのホームページに書かいていなくても、提出ていしゅつしたほうがいい書類しょるいがあるので、心配しんぱいな人ひとは在留資格ざいりゅうしかくに詳くわしい人ひとに相談そうだんしましょう。

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３. 素行不良そこうふりょうではありませんか？

素行不良そりょうふこうとは、逮捕歴たいほれきのことだけではありません。住民税じゅうみんぜいや所得税しょとくぜい、社会保険料しゃかいほけんりょうなどの税金ぜいきんを払はらっていない場合ばあいや、週しゅう２８時間じかん以内いないと決きめられたアルバイトを28時間じかん以上いじょうしてしまうことも素行不良そこうふりょうとみなされます。

税金ぜいきんの問題もんだいは難むずかしくてよくわからないかもしれませんが、「知しらなかった」では許ゆるされません。日本にほんのルールを破やぶってしまった場合ばあい、どのような理由りゆうがあってもペナルティは自分じぶんに課かせられるということを理解りかいして、責任せきにんある行動こうどうを日々ひび忘わすれないでください。