労災保険について

労災保険とは、日本で雇用されている立場の人すべてが国籍に関係なく加入する保険で、仕事中(業務労災)や通勤途中(通勤労災)に起きた出来事に起因したケガ・病気・障害あるいは死亡した場合に保険給付を行う制度です。労働者やその遺族の生活を守るための社会保険のうちの一つです。少し難しい話になるかもしれませんが、日本で働く上での当然の権利として万が一の場合に備えて知っておくことが必要です。

 

1.業務労災について

業務労災とは、仕事をしている間、仕事が原因で起こった事故などによるけがや病気、障害や死亡のことを言います。ですから、業務時間内であっても業務内容に関係ない詩的な行為に起因するケガや、自分で自らおこしたケガ、個人的な恨みによる暴行でケガを負った場合、自然災害などについては基本的に業務労災としては適応されません。

 

例)①運送ドライバーが業務の途中、会社が利用を認めている食堂前についたので食事のために停車し食堂へ向かおうとして道路を横断中に角から進行してきた自動車にはねられて死亡した。

②上司の言動が、個人の人格や人間性を否定するような内容が含まれ、そしてその行為が繰り返し行われたため、うつ状態と睡眠障害になり精神科を受診しうつ病と診断された。

 

2.通勤災害

通勤災害とは、労働者が家と職場との往復などの所定の移動中におこった事故などによるけがや病気、死亡等を指します。しかし、直接会社から家に帰らなかったりして所定の通勤路から外れた場合などの移動は対象外になります。(例外的に日用品の購入およびこれに準ずる行為の間におこった事故は認められることがあります。)

 

例)自宅から会社に出勤する途中に電車と接触して死亡した。

急な発熱で早退し、病院で診察後に事故に遭い、けがをした。

 

次回は、この労災の申請方法についてみていきます。